【足の太陽膀胱経】経絡・絡脈・経別・経筋まとめ(流注、循行、経穴一覧など)

足の太陽膀胱経の流注・経穴などのまとめです。

膀胱経はツボの数が67穴と多くて、覚えるのが大変ですよね。

私は学生当時ここが一番苦労した覚えがあります。

ですが臨床上、背部兪穴や下肢後面のツボが診断として非常に有用であったり

循行上の異変が見られやすい経絡の1つなのでしっかり覚えておきたいところです。

※基本的には私個人や学生の備忘録として使うようなイメージで作成しております。

画像(裏面が透けていたり)や病候が自己流の解釈となっている点、ご容赦ください。

「経脈」の循行と病候

流注

足の太陽膀胱経

内眼角(睛明穴)に起こり、額に上り百会穴で左右が交わる。その支なるものは百会穴より耳の上角に至る。

直行するものは、百会穴より頭蓋内に入り脳を絡い、還り出て項に下り、肩を循り、脊柱を挟んで腰中に抵り腎を絡い膀胱に属する。

その支なるものは、腰中を下って脊を挾み、臀を貫き膕中(委中穴)に入る。

その支なるものは、肩から左右に別れ、背の最も外側を通り、臀部の外側および大腿外側を通って委中穴において先の支別と合する

ついで委中穴から下腿後側を通り外果の後に出て足の外側を循り、足の第5指外側(至陰穴)に終わり、足の少陰腎経に連なる。

wikipedia

経穴一覧

取穴部位:内眼角の内上方0.1寸、鼻根との間

禁灸穴

筋肉:内側眼瞼靭帯

知覚神経:眼神経

血管:眼角動脈

取穴部位:眉毛の内端陥凹部

禁灸穴

筋肉:眼輪筋、前頭筋、皺眉筋

運動神経:顔面神経

知覚神経:眼神経

血管:滑車上動脈

取穴部位:眉毛の内端の上方、神庭穴と曲差穴の間で、攢竹から直上する線と交わるところ

筋肉:前頭筋

運動神経:顔面神経

知覚神経:眼窩上神経

血管:眼窩上動脈

取穴部位:神庭穴と頭維穴を結ぶ線上で、神庭穴の外1寸5分、神庭穴と頭維穴の間を3等分し、内3分の1の場所

筋肉:前頭筋

運動神経:顔面神経

知覚神経:眼窩上神経

血管:眼窩上動脈、滑車上動脈

取穴部位:曲差穴の後5分、上星穴の外1寸5分

筋肉:前頭筋

運動神経:顔面神経

知覚神経:眼窩上神経

血管:眼窩上動脈

取穴部位:曲差穴の後2寸、五処穴の後1寸5分

禁灸穴

筋肉:帽状腱膜

知覚神経:眼窩上神経

血管:眼窩上動脈、浅側頭動脈

取穴部位:曲差穴の後3寸5分、承光穴の後1寸5分

筋肉:帽状腱膜

知覚神経:眼窩上神経

血管:眼窩上動脈、浅側頭動脈

取穴部位:曲差穴の後5寸、通天穴の後1寸5分

禁鍼穴

筋肉:帽状腱膜

知覚神経:大後頭神経

血管:後頭動脈、浅側頭動脈

取穴部位:絡却穴の後1寸5分、脳戸穴の外1寸3分

禁鍼穴

筋肉:後頭筋

運動神経:顔面神経

知覚神経:大後頭神経

血管:後頭動脈

取穴部位:瘂門穴の外、1寸3分

筋肉:僧帽筋、頭半棘筋、頭板状筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、脊髄神経後枝

知覚神経:大後頭神経

血管:後頭動脈

取穴部位:第1・第2胸椎棘突起間(陶道穴)の外1寸5分、

要穴:骨会

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈の枝、肋間動脈

取穴部位:第2・第3胸椎棘突起間の外1寸5分

筋肉:僧帽筋、菱形筋

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈の枝、肋間動脈

取穴部位:第3・第4胸椎棘突起間(身柱穴)の外1寸5分

要穴:肺経の兪穴

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈の枝、肋間動脈

取穴部位:第4・第5胸椎棘突起間の外1寸5分

要穴:心包経の兪穴

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈の枝、肋間動脈

取穴部位:第5・第6胸椎棘突起間の外1寸5分

要穴:心経の兪穴

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈の枝、肋間動脈

取穴部位:第6・第7胸椎棘突起間の外1寸5分

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈背枝

取穴部位:第7・第8胸椎棘突起間の外1寸5分

要穴:血会

筋肉:僧帽筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第9・第10胸椎棘突起間の外1寸5分

要穴:肝経の兪穴

筋肉:僧帽筋、広背筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第10・第11胸椎棘突起間の外1寸5分

要穴:胆経の兪穴

筋肉:広背筋、腰背腱膜

運動神経:胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第11・第12胸椎棘突起間の外1寸5分

要穴:脾経の兪穴

筋肉:広背筋、腰背腱膜

運動神経:胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第12胸椎・第1腰椎棘突起間の外1寸5分

要穴:胃経の兪穴

筋肉:広背筋、腰背腱膜

運動神経:胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第1・第2腰椎棘突起間の外1寸5分

要穴:三焦経の兪穴

筋肉:広背筋、腰背腱膜

知覚神経:腰神経後枝

血管:腰動脈

取穴部位:第2・第3腰椎棘突起間の外1寸5分

要穴:腎経の兪穴

筋肉:腰背腱膜

知覚神経:腰神経後枝

血管:腰動脈

取穴部位:第3・第4腰椎棘突起間の外1寸5分

筋肉:腰背腱膜

知覚神経:腰神経後枝

血管:腰動脈背枝

取穴部位:第4・第5腰椎棘突起間の外1寸5分

要穴:大腸経の兪穴

筋肉:腰背腱膜

知覚神経:腰神経後枝

血管:腰動脈

取穴部位:第5腰椎棘突起と正中仙骨稜第1仙椎棘突起間の外1寸5分

筋肉:仙棘筋、腰背腱膜

運動神経:脊髄神経後枝

知覚神経:腰神経後枝

血管:腰動脈背枝

取穴部位:正中仙骨稜第1仙椎棘突起部の下外方1寸5分

要穴:小腸経の兪穴

筋肉:腰背腱膜

知覚神経:中殿皮神経

血管:外側仙骨動脈

取穴部位:正中仙骨稜第2仙椎棘突起部の下外方1寸5分

要穴:膀胱経の兪穴

筋肉:大殿筋、仙棘筋

運動神経:下殿神経、脊髄神経後枝

知覚神経:中殿皮神経

血管:外側仙骨動脈

取穴部位:正中仙骨稜第3仙椎棘突起部の下外方1寸5分

筋肉:大殿筋、仙棘筋

運動神経:下殿神経、脊髄神経後枝

知覚神経:中殿皮神経

血管:外側仙骨動脈

取穴部位:正中仙骨稜第4仙椎棘突起部の下外方1寸5分、仙骨裂孔の外1寸5分

禁灸穴

筋肉:大殿筋、仙棘筋

運動神経:下殿神経、脊髄神経後枝

知覚神経:中殿皮神経

血管:外側仙骨動脈

取穴部位:第1後仙骨孔部

筋肉:仙棘筋

運動神経:脊髄神経後枝

知覚神経:中殿皮神経

血管:外側仙骨動脈

取穴部位:第2後仙骨孔部、上後腸骨棘の高さで取穴

筋肉:仙棘筋

運動神経:脊髄神経後枝

知覚神経:中殿皮神経

血管:外側仙骨動脈

取穴部位:第3後仙骨孔部

筋肉:仙棘筋

運動神経:脊髄神経後枝

知覚神経:中殿皮神経

血管:外側仙骨動脈

取穴部位:第4後仙骨孔部

筋肉:仙棘筋

運動神経:脊髄神経後枝

知覚神経:中殿皮神経

血管:外側仙骨動脈

取穴部位:尾骨下端の外5分、長強穴と同じ高さ

筋肉:大殿筋

運動神経:下殿神経

知覚神経:会陰神経(陰部神経の枝)

血管:下直腸動脈

取穴部位:殿溝の中央

禁灸穴

筋肉:大殿筋、半腱様筋、大腿二頭筋

運動神経:下殿神経、坐骨神経

知覚神経:後大腿皮神経、下殿皮神経(坐骨神経幹が深部を走る)

血管:下殿動脈

取穴部位:後大腿部のほぼ中央、承扶穴と委中穴を結ぶ線のほぼ中央

禁灸穴

筋肉:大腿二頭筋、半腱様筋

運動神経:坐骨神経

知覚神経:後大腿皮神経(坐骨神経幹が深部を走る)

血管:貫通動脈

取穴部位:委陽穴の上1寸、大腿二頭筋の内縁

筋肉:大腿二頭筋

運動神経:坐骨神経

知覚神経:後大腿皮神経(総腓骨神経幹が走る)

血管:外側上膝動脈

取穴部位:膝窩横紋の外端、大腿二頭筋の内縁

要穴:手の少陽三焦経の下合穴

筋肉:大腿二頭筋、腓腹筋外側頭

知覚神経:後大腿皮神経(総腓骨神経幹が走る)

血管:外側上膝動脈

取穴部位:膝窩横紋の中央

要穴:合土穴、四総穴、足の太陽膀胱経の下合穴

筋肉:膝窩筋、足底筋

運動神経:脛骨神経

知覚神経:後大腿皮神経(総腓骨神経幹が走る)

血管:膝窩動脈

取穴部位:第2・第3胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈

取穴部位:第3・第4胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈

取穴部位:第4・第5胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈

取穴部位:第5・第6胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:僧帽筋、菱形筋

運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈

取穴部位:第6・第7胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:菱形筋

運動神経:肩甲背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:頚横動脈

取穴部位:第7・第8胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:広背筋

運動神経:胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第9・第10胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:広背筋

運動神経:胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第10・第11胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:広背筋

運動神経:胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第11・第12胸椎棘突起間の外3寸

筋肉:広背筋

運動神経:胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第12胸椎・第1腰椎棘突起間の外3寸

筋肉:広背筋

運動神経:胸背神経

知覚神経:胸神経後枝

血管:肋間動脈

取穴部位:第1・第2腰椎棘突起間の外3寸

筋肉:広背筋

運動神経:胸背神経

知覚神経:腰神経後枝

血管:腰動脈

取穴部位:第2・第3腰椎棘突起間の外3寸

筋肉:広背筋

運動神経:胸背神経

知覚神経:腰神経後枝

血管:腰動脈

取穴部位:正中仙骨稜第2仙椎棘突起部の下外方3寸

筋肉:大殿筋、中殿筋

運動神経:下殿神経、上殿神経

知覚神経:中殿皮神経、上殿皮神経

血管:上殿動脈

取穴部位:正中仙骨稜第3仙椎棘突起部の下外方3寸

筋肉:大殿筋、中殿筋

運動神経:下殿神経、上殿神経

知覚神経:中殿皮神経、上殿皮神経

血管:上殿動脈

取穴部位:委中穴の直下3寸(委中穴の直下2寸の説もある)、合陽穴から承山穴までは、深部を脛骨神経が走り、後脛骨動脈が通る

筋肉:腓腹筋

運動神経:脛骨神経

知覚神経:内側腓腹皮神経

血管:後脛骨動脈

取穴部位:委中穴の下5寸、腓腹筋の最もふくらんだところの中央で、内側頭と外側頭の筋溝、委中穴のほぼ5寸に当たる

禁鍼穴

筋肉:腓腹筋

運動神経:脛骨神経

知覚神経:内側腓腹皮神経

血管:後脛骨動脈

取穴部位:委中穴の下8寸、腓腹筋内側頭と外側頭の筋溝下端、アキレス腱の上方から腓腹筋の間を圧上して、指の止まるところに取る

筋肉:腓腹筋

運動神経:脛骨神経

知覚神経:内側腓腹皮神経

血管:後脛骨動脈

取穴部位:崑崙穴の直上7寸、腓腹筋下垂部の外縁、腓腹筋とヒラメ筋との間

要穴:絡穴

筋肉:腓腹筋

運動神経:脛骨神経

知覚神経:外側腓腹皮神経

血管:腓骨動脈

取穴部位:崑崙穴の直上3寸、アキレス腱の外縁

筋肉:ヒラメ筋

運動神経:脛骨神経

知覚神経:外側腓腹皮神経

血管:腓骨動脈

取穴部位:外果で最も尖ったところの高さで、外果とアキレス腱の間、陥凹部

要穴:経火穴

筋肉:アキレス腱、長腓骨筋腱、短腓骨筋腱

運動神経:脛骨神経、浅腓骨神経

知覚神経:外側腓腹皮神経

血管:腓骨動脈

取穴部位:崑崙穴の直下、踵骨外側面の陥凹部

筋肉:下伸筋支帯

知覚神経:外側踵骨枝(腓腹神経の枝)

血管:腓骨動脈

取穴部位:外果直下5分、長・短腓骨筋腱の下

禁灸穴

筋肉:下伸筋支帯、長腓骨筋腱、短腓骨筋腱

運動神経:浅腓骨神経

知覚神経:外側足背皮神経

血管:外果動脈網

取穴部位:申脈穴の前下方、踵立方関節の外側陥凹部

要穴:郄穴

筋肉:長腓骨筋腱、短腓骨筋腱

運動神経:浅腓骨神経

知覚神経:外側足背皮神経

血管:外果動脈網

取穴部位:第5中足骨後端の隆起の後の陥凹部、表裏の肌目陥凹部

要穴:原穴

筋肉:短腓骨筋腱

運動神経:浅腓骨神経

知覚神経:外側足背皮神経

血管:外側足底動脈の枝

取穴部位:第5中足指節関節の後、外側陥凹部

要穴:兪木穴

筋肉:小趾外転筋

運動神経:外側足底神経

知覚神経:外側足背皮神経

血管:外側足底動脈の枝

取穴部位:第5中足指節関節の前、外側陥凹部

要穴:滎水穴

知覚神経:外側足背皮神経

血管:外側足底動脈の枝

取穴部位:足の第5指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分

要穴:井金穴

知覚神経:外側足背皮神経

血管:外側足底動脈の枝

wikipediaより一部引用。経穴名が旧字で表記されているものがあります

「経脈」の病候

特に後頭部のあたりの頭痛、目が抜けるように痛む、項のあたりが引き抜かれるかのような緊張と痛み、腰背部が折れるように痛む、

正座などの大腿を曲げることが出来ない、膝裏が硬くなり、下腿のあたりが裂けるように痛み、外くるぶしのあたりまで冷えや痛みが起こる。

痔、瘧、狂、癲疾、頭部〜項にかけての痛み、目の黄疸、流涙、鼻詰まり、鼻血、背部〜腰・臀部・大腿・下腿後面・足の小指などの

循行部位の疼痛などを起こし、それを主治することが出来る。

「絡脈」の循行と病候

絡脈の循行

果を去ること七寸、別れて少陰に走る

絡脈の病候

邪気などにより実している時は、鼻が詰まり息苦しくなったり、背部〜頭にかけての疼痛が起こる。

虚しているときは、鼻血・鼻水が出る。

「経別」の循行

足の太陽経別は、膕窩部(委中)から別れて

一つは仙骨の下五寸のところから別れて肛門に入り、膀胱に属し、散じて腎に至り、脊柱の横を通って上行し心に散ずる。

もう一つは、直行して脊柱の横を上行して項部に至り、本経脈に合流する。

「経筋」の循行と病候

経筋の循行

足の太陽経筋は、足の小指から起こり、上行して外果に結し、斜めに上行して膝に結す。

その下部の一枝は、足の外側に沿って踵に結し、上行して膝の裏側(委中部)に結す。

その分枝は下腿外側(腓腹筋外側)に結し、上行して膝裏に至り別の一枝と合流して、臀部、脊柱の横を上行して後項部に出る。

ここから分かれるものは舌根部に結す。

直行するものは後頭骨に結し、頭に上り、顔を下り、鼻に結す。

そこから分かれた枝が「目の上網」を形成して、下って鼻の傍に結す。

脊を上行するところから分かれた枝は脇の外後方から肩髃に結す。

さらにそこから分かれたものは腋下に入り、上って缼盆に出て、上って完骨に結す。

缼盆から分かれた枝は斜めに上って鼻の傍に出る。

経筋の病候

足の小指がつっぱり、踵が腫れて痛み、膝裏の拘急、背部を反るように筋肉が緊張する、頚〜後頭部にかけての筋緊張、

肩が挙がらない、腋下部がつっぱって、缼盆部がひねられるような痛みが起こり、体を左右に動かすことができない。などの症状が起こる。

「皮部」の循行

足の膀胱経の経脈と絡脈の循行している部分に分布している。

足の小指の背面、足背の外側、外くるぶし、踵、下腿〜大腿後面、臀部、腰部、背部、頭項部、内眼角など

十二経脈+督脈・任脈一覧