どこに行けばいい?東洋医学の「専門院」と、上手な施術者の特徴5選

東洋医学での治療を受けてみたいけど、どこに行ったらいいの?

どういう先生がそういう治療が上手なんだろう?

という疑問があるかもしれませんね。

東洋医学は「経験(統計)」と「感覚」を重視した医学であり

例えば、メディアによく出ている有名人だからといって、上手かどうかという基準で見た時に

「あ、大したことないやん。」っていう場合も多く存在します。

なのでここでは

  • ● 東洋医学の治療はどこで受けるのがベスト?
  • ● 東洋医学の治療が上手な施術者や院の特徴とは?

ということを、かなり私見を含んだ視点などから解説していきます。

もしあなたが、東洋医学的な治療を受けるために治療院や施術者を探している場合は

この記事に書かれていることを意識してもらうことで

「ハズレを引く」可能性が減るはずなので、ご興味あれば見てみてください。

東洋医学が受けられる場所を探すコツ

そもそも「東洋医学」という言葉は、かなり広い意味合いで使われています。

鍼灸・漢方・アーユルヴェーダ・気功・マッサージ・・・

などなど、たくさんの「治療法」がまとめられた言い方なので、そこには注意が必要です。

どういった治療を受けたいか?で探す

たくさんの治療法をひっくるめて東洋医学と呼んでいるため「どんな治療を受けたらいいの?」と悩むことも多いと思います。

一番良いのは、これら東洋医学の「全ての知識と経験が豊富な施術者のいる院」かなと思いますが、そんなところは普通存在しません。

なぜなら東洋医学は「経験」と「感覚」がモノをいう分野なので、「色んな治療法をかじっただけ」では上達しにくいからです。

つまり「専門院」で「専門的な治療」を受けるのが最適解。ということになってしまうのです。

なので、まずはあなたが、東洋医学を受けたい!という場合

「鍼灸院」「漢方院」「マッサージ(あんま)院」といった看板を掲げている「治療院」を選ぶ必要があるということです。

「〇〇院」という看板の時点でだいたいは専門院だよ

「病院で漢方貰えばいいや」をオススメしない理由

「いや、めんどくさいわ。漢方なら病院でも出してるし、そこで良いや!」

となる気持ちはわかるのですが・・・。それはオススメしません。

決して病院で漢方を出すのがダメ!とか、病院は信用ならん!という話ではありませんが

現状、病院では「専門的」な東洋医学を受けられることはほぼありません。

なぜならほとんどの場合、病院で出している漢方などは「症状だけをみて」処方しているからです。

漢方などは、その処方を決めるときに「専門的な問診」を必要とします。

その問診によってあなたの「体質などを含めた総合的なカラダの状態」を診断して漢方を処方するのです。

  • 東洋医学では専門的な問診が必要
  • その問診などの検査をもとに漢方を処方

もちろん病院によってはこの問診を取り入れて、しっかりした漢方治療を取り入れている所もあります。

ですが「大きい病院」では患者さんが多く、時間が取れないなどの理由で、この問診を採用できないことも多いので

もし東洋医学を受けたい!という場合、こういった病院では「まず受けられない」ということも覚えておいてください。

東洋医学の「専門院」の可能性が高い治療院とは?

「治療院」と呼ばれる場所は色々ありますが、どこが東洋医学の専門院なのかは素人には判断しにくいですよね。

私見も含まれていますが、「専門院」の可能性は以下の表を参考にしてみてください。

東洋医学治療をしている可能性
鍼灸院
漢方院
マッサージ・あんま・指圧院
整体院
漢方を処方する病院
整骨院・接骨院
〇〇リフレ
〇〇セラピー
施設内のマッサージ店

※あくまでも可能性の話であって、整骨院でもバリバリの東洋医学派の施術者がいる院もあります。

なぜ、こう言い切れるのかの1つの根拠として

「資格」というものが関係してきます。

鍼灸院、マッサージ院という看板を出すためには国家資格を取得しなくてはいけなかったり

漢方を専門にしている院などには「漢方専門医(医師免許が必要)」が居ることがほとんどです。

これらは基本的に「東洋医学を学ぶことが前提」であり、その試験に合格している。

という意味では、東洋医学の専門院である可能性が、他に比べ格段に高くなります。

整体も東洋医学の1つだけど、「専門っす!」という整体師はほぼいないかもね

東洋医学的な治療が上手な施術者の特徴5選

東洋医学を受けられる可能性が高い場所についてわかっても、「上手」かどうかは別ですよね。

実際、行ってみたはいいけど、東洋医学的な治療を受けられなかった。という場合もあるでしょう。

じゃあどんな人が「上手」な東洋医学的な治療をしているのか。

どんな施術者に「当たりが多い」か、そのパターンを解説していきます。

※ここからは完全な私見なので参考程度に考えてください

悪く言えばオタク

東洋医学は一般人にとっては、かなり「とっつきにくい」と感じる学問です。

私が見てきた「東洋医学的治療が上手な人」は全てオタクです。

オタクと言っても、フィギュア飾って「グフフ…」みたいな感じの人ではなく

病気や症状を東洋医学的に考えるのは常識でしょ?

って感じの人が多く、もはや「研究家」や「職人」と呼べるようなタイプです。

見た目ではわかりませんが、東洋医学的な話題で話してみて

「水を得た魚」のように語り出すような施術者は、東洋医学的な治療が上手な人が多いです。

繊細な性格

整骨院や整体などは「体育会系」のような施術者が多いですが

鍼灸や漢方などの東洋医学を専門的に行っている施術者は「おとなしい」人が多いです。(偏見ですが)

神経質、肌が弱い、気が弱いみたいな繊細さを持っていたり

いわゆる「陰キャ」みたいな人が多い。という傾向もあります。

しかし、東洋医学は診断において「感覚」も重要になってきます。

ツボの状態や顔・舌などを「五感」を駆使して判断しているので

感覚が鋭いということは診断・治療においてアドバンテージになります。

経験が豊富

「経験」が施術レベルに直結するのが東洋医学の特徴の1つなので

やはり「臨床経験が豊富」な方が、上手な人が多い傾向にあります。

また、施術者自身が「過去に東洋医学で良くなった」のような経験の持ち主だと

東洋医学の素晴らしさを広めたい!みたいな目的で治療に当たっていることも多いです。

ただ、経験値は人数や年数に比例しますが、現場で何年も数だけこなして

「一人ひとりを丁寧に診ていない」タイプも多いので少し注意が必要です。

話を聞くのが上手

東洋医学の場合、施術そのものの技術も大切ですが

「相手の状態」を正確に判断できる「問診力」も大事です。

職人気質な人が多い業界のため「問診力」

つまり、コミュニケーション能力が欠けている場合も多く

相手の「より深い悩み」を解決できてないパターンに陥りがちです。

そもそも治療において「信頼関係」は重要な意味を持つので

性格的な相性も含めて、言いたいことが言えるような関係性を作れる施術者の方が良いでしょう。

芯がブレない

治療において「こういう風に治療してほしい」「ここを揉んでほしい」みたいな

患者さんから治療に関する要望を受けることは意外と多いのが治療院という場所です。

そういう意見を言いやすい環境を作っていること自体は素晴らしいことですが

「患者さんに流される」ような施術者は決して上手とは言えないと思います。

もちろん、そういった要望を踏まえた上で施術方針を組み立ていくものですが

患者さんが望んでいたとしても、その治療が「いらない」場合も、その逆もあります。

そのような場面に出くわした時に、「プロとして」最適と思う治療・治療方針を

納得できるような形で提案できる施術者は、(東洋医学だけでなく)上手と言える可能性が高いです。

まとめ

東洋医学的な治療をしているところや、より良い施術者を探すのは

インターネット上だけでは判断がしづらく、なかなか難しいですが

この記事で挙げた以下のような部分を意識してもらうと、見つけられる可能性が高まります。

  • 鍼灸や漢方などの専門院
  • 東洋医学的治療の経験が豊富
  • あまり目立たないような施術者(偏見)

ここでは「東洋医学」の治療院・施術者にしぼって解説してきましたが

病院や治療院をうまく使い分けて、カラダのお悩みを解決していけると良いですね。